2008年11月1日土曜日

Zotero

とっても久しぶり(^^;

以前にZoteroという文献管理ツールについて書いていましたが、v1.5でインターネットを介しての同期(要するにいろんなところで同じDBを使えるようになります。)に対応しようとしています。まだβですが徐々によくなってきていて、今日やってみたら以前だめだった日本語の文献もちゃんと管理できる(文字化けしなくなった)ようなのでまとめてみます。

僕はZoteroを論文の参考文献管理に使おうとしてます。Zoteroは書誌情報(タイトルとか発行年、雑誌名など)と添付ファイルとしてPDFファイルなどを同時に管理したりできるのですが、v1.07(安定版)まではローカルでの管理にしか対応していませんでした。現在βで1.5が出ており、これでインターネットを介しての同期がサポートされています。書誌情報に関しては何も考えず(すなわちサーバをZotero側が用意している)にいろんなPCで同じ情報を管理できるようになりました。しかし参考文献のほうはWebDAV(インターネット上のストレージ)対応のストレージサービスを準備しなければいけません。いろいろ探したのですが今日までいいのが見つかりませんでした。が、ついにいいものを発見(^^V ZoteroのForumにありました。montoさん、ありがとう。

さて、そのストレージはmydisk.seというところのサービスでなんと2GBフリーでWebDAV対応というZotero向けのサービスです。さっそくアカウントを作って、Zoteroのファイル同期のところにURLを設定しました。URLはhttps://mydisk.se/(自分で設定したユーザネーム)となるようです。僕もこれで設定してうまくいきました。ZoteroではこのURLの下にzoteroというディレクトリを作る必要がありますが、これは上のURLを入力したときにzoteroというディレクトリを作るかと聞いてくるのでそのままでOKです。

Zoteroの設定はZoteroを表示して、メニューのところからタスク(アイコンになっています。連続して並んでいるアイコンの左から2つ目です)→設定を選ぶと詳細設定ウィンドウが現れます。ここでこれまた左から2つめのSyncアイコンを選びます。すると上側にZoteroの書誌情報の同期用のサーバ(これはZoteroが用意してくれている)の設定と下側にファイル同期用のストレージサーバ(これはWebDAVサービスを自分で見つけてくる必要がある。上のmydiskを選びましょう。)の設定があります。

書誌情報用のサーバはZoteroのホームページでユーザ登録(もしかしたら、この同期サーバを設定するときにユーザ登録するのだったかもしれません(^^;)して、それと同じものをここに設定します。ファイル同期用のストレージサーバはプロトコルをWebDAV(Secure)とし、URLをhttps://mydisk.se/(自分で設定したユーザネーム)とします。その右に/zotero/と書いてありますが、事前にzoteroディレクトリを作っておく必要はありません。その下のUsernameとPasswordを入力し、Verify Serverボタンを押します。するとサーバが確認されて、同時にzoteroディレクトリを作るかと聞いてきますので、OKとしてください。これでもうどこからでも同じDBが使え、ファイルも同期しているというすばらしい論文執筆環境の完成です(^^V


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